中国の上海にある港。 南シナ海に対する実行支配権をめぐって東南アジアや米国との対立が続く中国は、東南アジアや台湾との紛争等の有事の際、米国の介入に備えて自国の東南海域付近に1000機余りの弾頭ミサイルを設置する。中国軍の急速な現代化に、軍事力バランスの悪化を懸念した台湾当局は、米国と相互軍事条約を締結し、自国の世論の反対にあって遅々としていた米国との自由貿易協定(FTA)を議会で批准するに至る。両国間の緊張が高まる中、上海付近の軍事基地に抑留中だったMAF軍の兵士たちが脱出したという諜報が、MAFの潜水艦に伝わる。MAFの救出作戦を阻止するためにAUA軍が急派され、上海の静かな人里離れた港には、銃声が響く前の重たい静寂が流れるが……
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