第一次世界大戦中にドイツで開発された柄付き手榴弾である。小さい缶詰型の炸薬に木製の棒をつけた形状から、イギリス軍将兵からポテトマッシャー(じゃがいも潰し器)という俗称がつけられた。20世紀を代表する歩兵用兵器として知られる。 第一次世界大戦から使用されていたヘアブラシ型手榴弾M1915の改良型で、大量の炸薬を発火させる事により起こる爆圧で相手を殺傷する。有効範囲は約10m。攻撃型手榴弾に分類される。発火方式は摩擦発火式。円柱形状の木製の柄の中に弾殻に繋がる紐が付いており、柄のねじ込み式安全キャップ(ボトルキャップの様な形状)ねじを外し、その中にある鉛製の握り玉が付いた紐を引き抜くことによって、摩擦で(マッチの様に)導火線部に着火させ、3-4秒の遅延時間を経て爆発する。一般的な仕様は、指や手首に紐を巻きつけたまま投げる事で、投擲と同時に発火を行う。 また、対戦車戦闘に用いるため柄を外した弾頭部を針金などで1つの柄付き手榴弾に巻きつけた集束手榴弾として使用することがあるが、主装甲の破壊はできないため、エンジングリル上や履帯に対しての攻撃に用いられる。
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