スイス(&ドイツ) SIG SAUER P226とは、シグ・ザウエル&ゾーン社(SIG社[スイス]、Sauer & Sohn社[ドイツ]の合併)が同社のP220の後継として開発した自動拳銃。 P220との違いは見た目ではわかりにくいが、ダブルカラムマガジン化が最大の改良点である。このため装弾数が9mmパラベラム弾仕様で9+1発から15+1発に増えている。.40S&W弾モデルと.357SIG弾モデルの場合は12+1発になっている。 ハンマーのコックオフ時にファイアリングピンが触れてしまうため、ハンマー内部にリセットスプリングが内蔵された。そのためコックオフ位置が存在せず、必ずハーフコック位置で停止する。 長時間、水や泥の中に浸けた後でも確実に作動するほど堅牢であり、耐久性は非常に高いが、価格もP220より高い。米軍のトライアルでは、価格やマニュアルセイフティを備えないこと等からM92に負け、採用されなかった。(トライアルの経緯はM92頁を参照) 海上自衛隊「特別警備隊」がP226Rを、2007年6月28日の公開訓練で使用するなど、各国の軍隊(イギリス陸軍SAS、アメリカ海軍SEALs等)・警察などで予算的に余裕のある特殊部隊・機関では多く採用されている。
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